【小児の肘の亜脱臼(肘内障)】
小児の肘の亜脱臼のことを肘内障(ちゅうないしょう)と言います。
肘内障は、急に腕を引っ張られた際に起こりやすく、橈骨頭が輪状靭帯から外れることによって発生します。
肘内障の主な症状は以下の通りです。
1. 痛み: 特に肘の外側に痛みを訴えることが多いです。
2. 腕の動かしにくさ: 子供は痛みを避けるために腕を動かしたがらず、肘を曲げたま固定してしまうことがよくあります。
3. 腕の位置: 通常、腕は肘を軽く曲げた状態で体の側面に垂らしていることが多いです。
4. 腫れは少ない: 外見上の腫れはほとんどありません。
症状としては、痛みと腕を動かせないことが特徴です。診断と治療は整復によって行われ、通常、専門の医師や柔道整復師が手技を用いて橈骨頭を元の位置に戻すことで治療します。多くの場合、治療後はすぐに痛みが軽減し、正常な動きが回復します。
肘内障が疑われる場合はお気軽にご相談ください。