こんにちは、りんく整骨院です
今週末は、日本列島はあちこちで大雪が降るようです
沖縄もいよいよ寒くなってきてようやく冬らしくなりますね
防寒対策、体調管理に気を付けましょう
さて、今日は腰椎椎間板ヘルニアについてのお話です
まずは、腰椎椎間板ヘルニアがどういう状態か簡単に説明します
ヘルニアという言葉の意味は「飛び出る、突出する」という意味で頚椎や内臓にも起こります
腰椎椎間板ヘルニアはその名の通り、脊柱の骨と骨の間にある椎間板がつぶれて飛び出した状態です
腰が痛くて、病院へ行ったときにMRI検査などで椎間板の中の髄核が飛び出した状態が確認できると「腰椎椎間板ヘルニア」と診断されます
腰痛で悩んでいる方はヘルニアと診断された経験があるかもしれません
でも、その腰痛はホントにヘルニアのせいでしょうか?
実は、「腰椎椎間板ヘルニア=腰痛」ではありません
今まで腰痛の原因はヘルニアだと思い込んでいた方はびっくりするかもしれませんね
しかし、とび出た椎間板をそのままにした状態であっても腰痛や痺れが改善している方はたくさんいらっしゃいます
逆に、手術でヘルニアを切除した方でも腰痛や足の痺れは全く改善されなかった方もいます
ヘルニアが原因であれば、手術をすれば痛みがなくなるはずです
それなのに良くならなかった理由は、
腰痛や痺れの原因がヘルニア以外の部位にあるからです
こんな研究データもあります
腰痛や坐骨神経痛を今まで感じたことがない67名をMRIでしらべたところ、20%の人に椎間板ヘルニアが認められ、50%の人に椎間板のふくらみ(椎間板ヘルニアの手前の状態)が見られたそうです
そして60歳以上になると、なんと1/3の人に椎間板ヘルニアが見つかり、80%近くの人に椎間板のふくらみが見られたのです
要するに、腰痛の経験のない人でも、椎間板ヘルニアを持った人は多く、年齢を重ねるごとにその割合が増えるということです
椎間板ヘルニアとは、椎間板の状態を示しているに過ぎず、腰痛とヘルニアは、直接関係ないということです
椎間板ヘルニアと診断されている方でも腰痛のホントの原因は、筋肉や筋膜の緊張、骨盤や背骨の歪みであることが多々あります
もし、あなたが「この腰痛はヘルニアのせいだから付き合っていくしかない」「腰痛を治すにはヘルニアを切除する手術しかない」という誤解をしているのであれば、あきらめないでください
ホントの原因を見つけることが出来れば必ず腰痛は治ります
腰痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください